麻衣子の記録 写真編19

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  発病してからの麻衣子の病状は、最初の頃、パソコンのワープロソフトで記録(日記)していた。でも、病室で、いちいち、パソコンの電源を入れ起動していたのでは、ちょっと面倒な気がした。それで、小さなノートに記録するようにした。

 ところが、時間刻みで、麻衣子の細かな病状を記録するようになると、それが主になってしまい、私自身の日記を書かなくなった。

 小説「麻衣子の記録」が、後半、病状記録を転記したものが多くなってしまったのは、そのためである。