麻衣子の記録 連載第105回

11月22日(日)
9:35 麻衣子の病室へ。熱はないが顔色が悪い。薬を飲ませる。左手に触れたら、痛そうな表情をした。苦しそうな表情、泣きそうな表情をしている。
9:45 オムロン37.1度。尿の色は良くなってきているような気がする。
11:10 検温36.8度
11:30 「あーん」という声を出す。痛そうな表情だ。
12:00 点滴のラインの交換。
12:25 尿の色がきれいになってきた。
12:30 オムロン37.2度。ちょっと熱が上がったか?
 
11月23日(月) 勤労感謝の日
9:45 麻衣子の病室へ。
9:54 オムロン37.1度。尿もきれいに、手のむくみが大分良くなった。薬を飲ませる。
10:10 検温37.1度
10:20 義母が来る。宿泊する予定で来てくれた。
10:25 看護師さんによる口腔ケア。
13:10 喉がゼーゼーしているので、吸引をしてもらう。
13:50 喉がゼーゼーしているので、水を飲ませる。
14:30 くしゃみをしたので、毛布を掛けてやる。
15:00 時折、喉をゼーゼーさせるが、落ち着いている。
20:45 検温37.6度 血圧107-62 
 血圧が89-57で危険な状態。看護師さんに家族を呼んだ方がいいと言われ、美帆に伝えた。美帆が連絡したらしく、義母もやって来た。麻衣子の熱は低く、おしっこの色もきれいだ。気になるのはちょっと早めの呼吸。