2023-08-10から1日間の記事一覧

奥の細道をたどる(その7)

1689年3月27日(陽暦5月16日)に千住をスタートした芭蕉と曾良は、初日が夜雨、二日目は時々雨、三日目は昼過ぎから曇り、夜小雨と、天気に恵まれていません。「雨を心配した芭蕉は三日目に宿泊した鹿沼で新しい菅笠を手に入れ、翌朝、日光に向かった」とい…

奥の細道をたどる(その6)

芭蕉と曾良は、千住をスタートし、粕壁(初日)と間々田(二日目)に宿泊した後、最初の歌枕の地、「室の八島」を訪れた。歌枕「室の八島」は、栃木市総社町の、ごくありふれた神社にあるが、この大神神社は、芭蕉が立ち寄ったことで一躍有名になった。芭蕉…

奥の細道をたどる(その5)

日光道中は、江戸日本橋を起点とし、千住、草加、越谷、粕壁とつづいていた。曾良の随行日記によると、千住をスタートした芭蕉と曾良の最初の宿泊先は粕壁宿だった。ところが、芭蕉は「おくのほそ道」本文で、ようやく草加宿にたどりつき、そこに泊まったか…